瀬戸内国際芸術祭にも船員不足の壁で直島ラインが運航を断念!
日本経済新聞によると、2025年4月に開幕する瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)が船員不足の壁に直面しています。
ジャンボフェリー(兵庫県神戸市)は、人気会場がある香川県の島々を結ぶ臨時航路「直島ライン」の運航を断念しました。
来場者の回遊に影響しそうです。
直島ラインは3年に1度の瀬戸芸の開催期間に、香川県内の小豆島の坂手港(小豆島町)と土庄東港(土庄町)、直島(直島町)の直島港、男木島(高松市)、大島(高松市)を結ぶ臨時航路です。
どの島も高松港(高松市)とは定期航路で結ばれていますが、島と島とは結ばれていないのです。
直島ラインを利用すれば島から島へと移動できるため、島々に点在するアート作品を効率良く観賞できる移動手段でした。
ジャンボフェリーは、直島ラインの運航を断念した理由に船員不足と採算性の問題を挙げています。
内航海運はトラック運転手の残業規制強化に伴い物流の停滞が懸念される「2024年問題」より前の2022〜2023年にかけて船員の残業規制が厳格化されました。
船員の高齢化も進み、「船員確保が非常に難しい状況」(同社)だそうです。
運航日もゴールデンウイークと盆休みを除き、土曜日と日曜日だけで、採算が取れるだけの乗客がいませんでした。
直島ラインの問題は、2024年10月17日の瀬戸芸実行委員会総会でも懸念の声が上がりました。
高松市の大西秀人市長は「臨時航路の存在は非常に大きかった。調整にできるだけのご努力をいただきたい」と要望しました。
香川県の池田豊人知事は「引き続き努力したい」と答えましたが、ジャンボフェリーはすでにホームページで「25年は運航いたしません」と告知しており、調整は難しい情勢です。
実行委員会は前回(2022年)同様の航路確保をめざし、フェリー会社に臨時航路の運航を要請してきました。
粟島(三豊市)と高見島(多度津町)、本島(丸亀市)の3島間、小豆島の土庄港(土庄町)と犬島(岡山市)間、土庄港と直島の宮浦港間、岡山市中心部の京橋と犬島、豊島(土庄町)間の4つの臨時航路は「運航の確約を得ている」(実行委員会)そうです。
新型コロナウイルス下での開催となった2022年は来場者が前回より4割減りましたが、2025年は国際博覧会(大阪・関西万博)とも開催時期が重なり、相乗効果で多くの来場が見込まれます。
移動が不便になることで見られるアートの数が減れば、来場者の満足度の低下は避けられないでしょう。
アクセス対策が求められます。
ここでも人手不足が影響かと思ってしまいましたが、香川県にとって、瀬戸芸は重要なイベントですので、残念です。
これだけインバウンド需要で観光客の方が増えているので、採算についてはやり方によっては何とかなるかもしれませんが、人手不足は簡単な話しではないですね。
一方で、不便さも地方の特徴であり、それを受け入れてほしいと思いますし、その分、滞在日数を増やしていただければいいのになぁと、香川県人としては思います。
瀬戸内国際芸術祭にも船員不足の壁で直島ラインが運航を断念したことについて、あなたはどう思われましたか?
チョコザップ会員は高校生が多いのは福井でコスパ重視は島根!
日本経済新聞によると、RIZAPグループが運営するコンビニエンスジム「チョコザップ」の顧客データから見た県民性を前回掲載したところ、社内外含め「おらが町」への関心が高いことがわかったようです。
なので、今回は分析はほどほどに、できるだけ都道府県が露出できる内容としています。
チョコザップといえば、筋トレ以上に脱毛、ネイル、ホワイトニングなどセルフ美容サービスへの関心が高くなっています。
今回の調査での美容好き男子ランキングの1位が、沖縄です。
RIZAPによると「南国で日差しが強く、肌への関心が高い。来訪者が多い観光地なので見た目に気を使っているのでは」と見ています。
2位以下は、青森、鳥取、島根が続きます。
上位を見ると地方都市が目立ち、東京や大阪、神奈川など大都市部は下位となりました。
地方には男性向け美容サービスの企業が少なく、手軽に利用できるチョコザップで試してみるケースが多いのでしょう。
ちなみに、チョコザップ利用が多い高校生ランキングでは、福井が2.46%と首位となりました。
高校生がチョコザップを利用する場合、セルフ美容が多いようです。
県民博士の木原誠太郎氏は、「(今どきの)高校生は自己成長への意欲が旺盛で、セルフケアは自己投資の積極性を映している」と見ています。
2位以下は、宮崎、奈良と続きました。
将来性を買うなら、自己投資を重んじる地域の出身者が有望ということでしょうか。
保証はしませんが。
今回の調査は、生活スタイルについての分析も多くなっています。
夜型タイプ(午後11時〜午前2時台の利用率)は、美容男子部門に続き、沖縄がトップでした。
「夜遅くまで(飲食などが)続くにぎやかな文化で、夜間の活動が多い」(木原氏)ためで、2位は東京です。
これは眠らない街らしく、必然的な結果でしょう。
3位以下は宮崎、熊本、石川、愛媛と続きます。
温暖な気候の南国、あるいは繁華街が発達した金沢を持つ石川らしいかもしれません。
逆に朝型(午前4時〜7時台)はどうでしょうか?
1位は秋田で、なんとも農業県らしい感じです。
朝活系は夜に弱い東北など北国が上位を占め、朝の来館率が低いのは四国や九州、本州西部となっています。
RIZAPでは「日の出の早さと早朝来館率には相関関係がある」と推測しています。
面白いのは2位で「夜型3位」の宮崎です。
朝活も夜活も上位なだけに、一日中行動が活発な地域であることが浮き彫りになっています。
最後に、近年はやりのコスパ(コストパフォーマンス)&タイパ(タイムパフォーマンス)はどうでしょうか?
コスパランキングはジム内の清掃や備品の補充を手伝ってもらい、月間の料金が最大2千円安くなる特典利用者の割合で算出しています。
1位は島根で、木原氏によると「伝統を重んじ、地域への愛着が強い」との見立てです。
自分の利用する店はきれいにして、しかも割安になります。
実にしっかり者が多いです。
ちなみに、2位以下は兵庫、大阪、奈良が続きます。
価格に敏感な関西が多いのは誰もがうなずくことでしょう。
タイパは平均利用時間の短い地域で、やはり通勤時間が長く、忙しそうな東京は1位でした。
ちなみに、2位は、無酸素運動という短時間型の筋トレで1位だった和歌山です。
日本経済新聞社の和歌山出身者によると、「せっかちだからですかね」と自己分析していたようです。
デジタル化でさらに情報共有が高まり、ますます「狭くなる」日本ですが、違いを大きいと見るか、小さいと見るか、このビジネスセンスが結果にコミットするかもしれないですね。
今回も面白い分析でしたね。
朝方は、仕事前にジムに行ったりする東京が多いのかと思いましたが、東北とかでしたね。
関西が、コスパに敏感なのは納得でした。
やはり、データ分析は大事で、地域に応じたビジネスに繋がる可能性があるなぁと思いました。
チョコザップ会員は高校生が多いのは福井でコスパ重視は島根であることについて、あなたはどう思われましたか?
チョコザップ会員は高校生が多いのは福井でコスパ重視は島根!
日本経済新聞によると、RIZAPグループが運営するコンビニエンスジム「チョコザップ」の顧客データから見た県民性を前回掲載したところ、社内外含め「おらが町」への関心が高いことがわかったようです。
なので、今回は分析はほどほどに、できるだけ都道府県が露出できる内容としています。
チョコザップといえば、筋トレ以上に脱毛、ネイル、ホワイトニングなどセルフ美容サービスへの関心が高くなっています。
今回の調査での美容好き男子ランキングの1位が、沖縄です。
RIZAPによると「南国で日差しが強く、肌への関心が高い。来訪者が多い観光地なので見た目に気を使っているのでは」と見ています。
2位以下は、青森、鳥取、島根が続きます。
上位を見ると地方都市が目立ち、東京や大阪、神奈川など大都市部は下位となりました。
地方には男性向け美容サービスの企業が少なく、手軽に利用できるチョコザップで試してみるケースが多いのでしょう。
ちなみに、チョコザップ利用が多い高校生ランキングでは、福井が2.46%と首位となりました。
高校生がチョコザップを利用する場合、セルフ美容が多いようです。
県民博士の木原誠太郎氏は、「(今どきの)高校生は自己成長への意欲が旺盛で、セルフケアは自己投資の積極性を映している」と見ています。
2位以下は、宮崎、奈良と続きました。
将来性を買うなら、自己投資を重んじる地域の出身者が有望ということでしょうか。
保証はしませんが。
今回の調査は、生活スタイルについての分析も多くなっています。
夜型タイプ(午後11時〜午前2時台の利用率)は、美容男子部門に続き、沖縄がトップでした。
「夜遅くまで(飲食などが)続くにぎやかな文化で、夜間の活動が多い」(木原氏)ためで、2位は東京です。
これは眠らない街らしく、必然的な結果でしょう。
3位以下は宮崎、熊本、石川、愛媛と続きます。
温暖な気候の南国、あるいは繁華街が発達した金沢を持つ石川らしいかもしれません。
逆に朝型(午前4時〜7時台)はどうでしょうか?
1位は秋田で、なんとも農業県らしい感じです。
朝活系は夜に弱い東北など北国が上位を占め、朝の来館率が低いのは四国や九州、本州西部となっています。
RIZAPでは「日の出の早さと早朝来館率には相関関係がある」と推測しています。
面白いのは2位で「夜型3位」の宮崎です。
朝活も夜活も上位なだけに、一日中行動が活発な地域であることが浮き彫りになっています。
最後に、近年はやりのコスパ(コストパフォーマンス)&タイパ(タイムパフォーマンス)はどうでしょうか?
コスパランキングはジム内の清掃や備品の補充を手伝ってもらい、月間の料金が最大2千円安くなる特典利用者の割合で算出しています。
1位は島根で、木原氏によると「伝統を重んじ、地域への愛着が強い」との見立てです。
自分の利用する店はきれいにして、しかも割安になります。
実にしっかり者が多いです。
ちなみに、2位以下は兵庫、大阪、奈良が続きます。
価格に敏感な関西が多いのは誰もがうなずくことでしょう。
タイパは平均利用時間の短い地域で、やはり通勤時間が長く、忙しそうな東京は1位でした。
ちなみに、2位は、無酸素運動という短時間型の筋トレで1位だった和歌山です。
日本経済新聞社の和歌山出身者によると、「せっかちだからですかね」と自己分析していたようです。
デジタル化でさらに情報共有が高まり、ますます「狭くなる」日本ですが、違いを大きいと見るか、小さいと見るか、このビジネスセンスが結果にコミットするかもしれないですね。
今回も面白い分析でしたね。
朝方は、仕事前にジムに行ったりする東京が多いのかと思いましたが、東北とかでしたね。
関西が、コスパに敏感なのは納得でした。
やはり、データ分析は大事で、地域に応じたビジネスに繋がる可能性があるなぁと思いました。
チョコザップ会員は高校生が多いのは福井でコスパ重視は島根であることについて、あなたはどう思われましたか?
チョコザップから見た県民性によると「筋トレ好き」1位は和歌山県で「減量」は佐賀県!
日本経済新聞によると、人口が減っていると言われても、日本の地域性はやはり根強く残っています。
地元テレビ局や地元紙といった独自メディアの影響もあるでしょうが、それだけではありません。
グローバル化が叫ばれる中で、「自分たちは何者なのか」を問うローカリズムも同時に強まるからです。
RIZAPグループが運営する低価格のコンビニジム「チョコザップ」は約2年で47都道府県に進出して、130万人近い会員を集めました。
時折トラブルも起きるチョコザップですが、安全性や無人化などへのデジタル投資に積極的で、100万人規模の行動データを蓄えています。
そこで「利用動向に地域差はあるのか」と尋ねると、ちょうど都道府県の県民性を調査し、分析していたようです。
一端を聞くと意外なデータも多く、それぞれの地域の独自性を実感します。
「チョコザップ版、県民ショー」をどうぞ。
まずは、ジムの柱である筋トレランキングです。
全マシンの利用時間における無酸素運動マシンの利用時間の割合を分析すると、利用率1位の「筋トレ好き」はなぜか和歌山県でした。
RIZAPでは県民博士として活躍中のディグラム・ラボ(東京都港区)代表の木原誠太郎氏の考察をベースにして、理由も挙げています。
すると、和歌山県は「自然豊かな環境で育ち、体を動かすことが生活の一部になっている、そして自分をしっかり持っている県民性。このため自らの限界に挑戦し、達成感を味わうことを重視した結果ではないか」(木原氏)とのことです。
和歌山県は熊野古道もあるし、野球も強いので、ちょこっと納得できます。
ちなみに、最下位は我が香川県(うどん県)でした。
ここでも面白いデータが見つかっています。
筋トレ最下位の我が香川県は走ったり、歩いたりする有酸素運動のランキングでは1位なのです。
木原氏の分析では「香川県民は効率的に健康を維持することを好む性格で、環境も整っているから」とみています。
マッチョな和歌山、持久力を好む我が香川という対照的な結果でした。
チョコザップの利用者は体組成計やヘルスウオッチ、アプリを使い、体組成や運動量を記録できます。
そこでまめに記録する都道府県を調べてみると、このランキングでは岩手県が1位でした。
「忍耐強く、厳しい自然環境の中で計画的な生活が求められていた。農業や林業が盛んで、作業の細かい記録が不可欠。きちょうめんでデータ管理にたけている」(同氏)との分析です。
ちなみに上位5件のうち、なんと4県が東北でした。
「東北人は粘り強い」というステレオタイプな表現があるが、チョコザップのデータでは証明されたわけです。
「減量にコミット」をテーマとしたランキングもあります。
一定の調査期間で2キロ以上、体重を減らした人の割合をみると、佐賀県が1位でした。
SAGAさが。
タレントのはなわさんの人気曲「佐賀県」には牛丼屋ができたのが遅いという歌詞があります。
もしかして、がっつり食が苦手だからでしょうか?
木原氏の分析では、佐賀県民は「落ち着いて控えめ。地道に努力することを好む」という性格らしく、「地元の健康的な食文化も影響」とあります。
まだまだ興味深いデータもあるので、後編は後日取り上げます。
オチと新しい意外なデータをサガします。
面白い記事だと思いました。
こういう分析にビッグデータを使うのは良いことだと思いますね。
我が香川県(うどん県)は、走ったり、歩いたりする有酸素運動のランキングでは1位なのに、筋トレは最下位ということには、驚きました。
お金があまりかからない、散歩をする人が多いのかもしれませんね。
久しぶりに県民性に関する面白い記事を見たように思いますが、個人的には、昔、仕事で、不良債権の発生と県民性の関係を真剣に考えていたことを思い出しました。
後編が楽しみです。
チョコザップから見た県民性によると「筋トレ好き」1位は和歌山県で「減量」は佐賀県であることについて、あなたはどう思われましたか?
香川県の地価調査は全用途平均が32年連続下落も下落幅は前年より減少で住宅地は二極化の傾向!
瀬戸内海放送によると、不動産取引の目安となる地価調査の結果が発表されました。
香川県では、全ての用途の平均変動率が32年連続下落も、下落幅は前年より減少しています。
香川県の地価の平均変動率は「住宅地」が-0.4%、「商業地」が-0.2%でした。
「全ての平均」は-0.3%で32年連続の下落ですが、下落の幅は2023年より小さくなっています。
住宅地で最も高かったのは、「高松市番町3丁目」の1平方メートル当たり28万9,000円です。
生活利便性に優れた高級住宅地で、2023年より4.3%上がりました。
住宅地は123地点のうち25地点の地価が上がり、2024年は丸亀市と三豊市でも上昇地点がありました。
しかしながら、東かがわ市など下落の幅が拡大した地点もあり、二極化の傾向が表れています。
商業地で最も高かったのは、「高松市磨屋町2番」の1平方メートル当たり46万5,000円です。
2023年より3.3%上がりました。
調査した不動産鑑定士は「香川県内の景気は持ち直し、高松市や直島町の地価は上昇傾向にある。しかし、金利の上昇や建設費が高騰していて今後の動向は不透明」とコメントしています。
下げ幅は下がってきていますが、二極化が進んでいますね。
相続税対策や相続税申告のお仕事をさせていただいているので、不動産をお持ちになられている方と接することも多いですが、昔は田んぼばっかりだったのに、お店ができたことなどにより賃貸収入が発生するようになり、評価が高くなった土地をお持ちの方、田んぼや家が建たないような宅地をお持ちの方や、いらない土地が収用になった方など様々な方がおられますので、不動産って難しいなぁと常日頃感じています。
香川県の地価調査は全用途平均が32年連続下落も下落幅は前年より減少で住宅地は二極化の傾向になることについて、どう思われましたか?
シャープ三重工場の一部を半導体関連に転用することで香川県の企業と合意!
大手電機メーカーの「シャープ」は、中小型の液晶パネルを生産している三重工場の一部について、半導体関連の生産ラインに転用することで香川県の電子部品メーカーと合意したことを明らかにしました。
発表によると、シャープは中小型の液晶パネルを生産していた三重県多気町の三重第1工場の活用について、香川県に本社がある電子部品メーカーの「アオイ電子」と合意しました。
液晶パネル事業の不振を受けてシャープは、大阪府堺市にある子会社の工場での大型液晶パネルの生産停止に加え、三重工場などでの中小型の液晶パネルの生産縮小を決めていて、今回は工場の敷地を有効利用したいシャープ側と、既存の工場を活用することで早期に生産ラインを構築したいアオイ側の思惑が一致した形です。
アオイ電子は、2024年中に半導体を製品化するラインの構築に着手し、2026年中の本格稼働を目指すとしていて、工場を買い取るかどうかを今後、シャープ側と詰めるとしています。
シャープは大型液晶パネルの生産停止を決めた大阪府堺市の工場について、AI向けのデータセンターとして整備する方向でKDDIやソフトバンクと検討を進めるなど、自社工場の転用を加速させています。
シャープは海外企業の傘下になり、どう立て直すのだろうかと思っていましたが、やっぱり無理でしたね。
世界の亀山工場と言われ、すごいブランド力のあったシャープですが、ブランド力というものも一瞬にしてなくなってしまいますね。
工場を建てるのは結構資金が必要でしょうから、こういう案件だと安く買えるでしょうから、半導体は難しいのかもしれませんが、我が香川県の『アオイ電子』には頑張って欲しいですね。
シャープ三重工場の一部を半導体関連に転用することで香川県の企業と合意したことについて、あなたはどう思われましたか?
4省庁次官に出身者抜てきで霞が関に「讃岐」旋風?
日本経済新聞によると、霞が関の夏の風物詩となっている各省庁の幹部人事が出そろいました。
行政機関の事務方のトップである事務次官に香川県出身者が相次ぎ抜てきされました。
財務省、総務省、厚生労働省、農林水産省の4省庁です。
そもそも香川県は中央官庁の出先機関が集積し、つながりは強いです。
総務省の四国総合通信局は愛媛県松山市に拠点を置きますが、ほとんどの省庁が香川県高松市に四国の出先機関を設けています。
四国一を争うライバル関係にある松山市との比較で引き合いに出されることも多いです。
今回の次官人事は、地元の新聞社やテレビ局でも報じられました。
香川に四国の出先拠点が多いのは企業も同じです。
厚生労働省の伊原和人次官は高松市出身ですが、転勤が多かった父親の影響で仙台市や名古屋市へと引っ越しが続きました。
農林水産省の渡辺毅次官は父親も香川出身で旧食品流通局長を務め、親子2代続けての農水官僚です。
財務省の新川浩嗣次官は、地元高校の財務教育の授業でオンライン講師として登壇するなど現在も香川県との関わりを保っています。
四国財務局内でも、香川県のことをよく知る次官就任を歓迎する声があがっているようです。
次官のなかでも異色の経歴を持つのが総務省の竹内芳明次官です。
高松高専(現香川高専)を経て東北大に入学し技官として旧郵政省に入いりました。
技官出身者が次官に就くのは2001年の総務省発足以来初めてで、先日の交代式では「内閣全体の課題に貢献できる総務省になるよう力を尽くす」と意気込みました。
中央省庁とのつながりから歴代の香川県知事も官僚出身者が多いです。
それぞれが出身省庁での知見を生かした政策を打ち出してきました。
農水官僚出身で前々任の真鍋武紀元知事は香川県の代名詞である讃岐うどんに使う小麦の専用品種の育成に注力しました。
浜田恵造前知事は財務官僚として培った根回し力で瀬戸内国際芸術祭を開催し、国内外から観光客が集まる一大イベントに押し上げました。
元国交官僚で現職の池田豊人知事は香川県民悲願の四国新幹線の実現を打ち出しています。
池田香川県知事がまだ1期目の半ばで時期尚早ですが、香川県出身の次官が4人も誕生し、中央省庁とのパイプ役が期待できる「知事候補」は豊富になりました。
ただし、政府の出先機関の職員も通う地元の郷土料理店の店主に今回の次官人事について尋ねると「知らなかった」と認知度はまだいまひとつといったところだそうです。
4人の次官が胸を張って故郷に凱旋するには、成果で存在感を発揮する必要がありそうです。
我が香川県から、事務次官が4名も抜てきされたというのは、驚きました。
この人事が、香川県にとって良い方向に向かえば良いなぁと思います。
この記事の、『香川県民悲願の四国新幹線の実現』というところは、本当にそうなのだろうか?(反対の人の方が多いのではないのだろうか?)と疑問に思いましたが。
4省庁次官に出身者抜てきで霞が関に「讃岐」旋風について、あなたはどう思われましたか?
香川県が整備した観音寺市の工業用地に東京の会社が工場建設へ!
KSBによると、香川県が整備した観音寺市の工業用地に、東京の建設会社が工場を造ることが決まったようです。
香川県庁で、先日、協定の締結式が開かれ、東京に本社を置く建設業「フジタ」の奥村洋治社長と、香川県の池田知事、観音寺市の佐伯市長が協定書にサインをしました。
用地は、香川県が2023年、観音寺港を埋め立てて整備した分譲地の約7万平方メートルの区画です。
ここに、フジタの子会社のテクノマテリアル(本社・東京)がコンクリート製の床や柱などを製造する「プレキャストコンクリート工場」を3年後に操業する予定です。
(フジタ/奥村洋治 社長)
「(西日本)全部カバーできる好立地になっていますので四国のあの場所が大変いい場所だった」
協定には、できる限り工場で使う部材を地元で調達したり、地元から従業員を雇用したりすることが盛り込まれています。
池田知事の就任後、県の工業用地に県外の大型工場の立地が決まったのは初めてです。
固定資産税の減免とかはあるのでしょうが、県外の企業が進出して、地域の活性化につながるのであれば、良いことだと思います。
まぁ、過去には県内の工業団地で、驚くほど土地の賃料が安く、批判を受け、土地を買い取ってもらっているところがあるようですが、税金を使って、無駄なことはしないようにはしてほしいですね。
あと、話は変わりますが、地下道があって、自動車がスムーズに進めている中央公園の所の番町交差点に横断歩道を作るようなことが新聞に載っていましたが、作る必要性はあるのだろうかと疑問を持っています。
香川県が整備した観音寺市の工業用地に東京の会社が工場建設することについて、あなたはどう思われましたか?