事務所通信
2019年9月号『四国でいちばん大切にしたい会社大賞!』
先日、『四国でいちばん大切にしたい会社大賞』を受賞されている2社の訪問の機会があったので、行ってきました。
ともに徳島県ですが、ブライダル業の徳島市の株式会社ときわと注文住宅・リフォーム業の板野郡の株式会社はなおかです。
そこで今回は、『四国でいちばん大切にしたい会社大賞!』について、書きたいと思います。
1.『日本でいちばん大切にしたい会社大賞』
『日本でいちばん大切にしたい会社大賞』とは、法政大学の坂本教授(当時)が始めた顕彰制度です。
「人を幸せにする経営」は、言葉にすることは簡単ですが、実践するのはとても難しいことですが、本賞における「人」とは、①従業員とその家族、②外注先・仕入先、③顧客、④地域社会、⑤株主の5者を指します。
人を幸せにしていれば結果的に業績も上がるはずであり、そのような大切な会社を1社でも増やしたいという思いでこの顕彰制度がスタートしたのです。
応募資格は、以下のとおりです。
過去5年以上にわたって、以下の6つの条件にすべてに該当していること
① |
希望退職者の募集など人員整理(リストラ)をしていない |
② |
仕入先や協力企業に対し一方的なコストダウン等していない |
③ |
重大な労働災害等を発生させていない |
④ |
障がい者雇用は法定雇用率以上である 1.常勤雇用45.5人以下の企業で障がい者を雇用していない場合は、障がい者就労施設等からの物品やサービス購入等、雇用に準ずる取り組みがあること 2.本人の希望等で、障がい者手帳の発行を受けていない場合は実質で判断する |
⑤ |
営業利益・経常利益ともに黒字(除くNPO法人・社会福祉法人・教育機関等)である |
⑥ |
下請代金支払い遅延防止法など法令違反をしていない |
この四国バーションが、『四国でいちばん大切にしたい会社大賞』です。
2.中小企業が陥る5つの言い訳
行きのバスの中で、コーディネーターの方が、『中小企業が陥る5つの言い訳』を言っていました。
① |
景気や政策が悪い |
② |
業種・業態が悪い |
③ |
規模が小さい |
④ |
立地が悪い |
⑤ |
大企業・大型店が悪い |
この2社は、これらを克服しています。
3.最後に
僕自身、経営者ですし、クライアントから色々な質問をされる立場にありますので、今回の訪問は大変勉強になりました。
僕が以前から思っていたS&Pの格付けを株式会社はなおかは取得していました。
業界は違っても参考になることは多いですので、こういったものに参加するのは良いことだと思いますね。
2019年9月30日 國村 年