事務所通信
2018年8月号『マネジメントゲーム』
以前から、一度『マネジメントゲーム』を体験してみたいと思っていたのですが、今年の3月に体験する機会に恵まれました。
その時、すごく楽しいと思ったので、先日、『戦略MGインストラクター』養成研修を受講し、『戦略MGインストラクター』として認定されました。
そこで今回は、『マネジメントゲーム』について、書きたいと思います。
1.マネジメントゲームとは?
マネジメントゲームとは、一方的に受講者に知識を伝達する従来の講義スタイルとは異なり、参加者一人ひとりがゲーム形式で会社を起業し経営し、経営活動のさまざまな意思決定を実践していく能動的学習(アクティブ・ラーニング)です。
ゲームによって経営を疑似体験(シミュレーション)し、ゲーム参加者と経営成績を競いながら楽しんで、経営戦略思考と実務に役立つ会計思考を学ぶことが可能です。
マネジメントゲームは、「人生ゲームの経営者版」として、自由・自立の精神を身につけ「自ら考え行動する人材」づくりの強力な研修ツールとなっています。
会計事務所やコンサルティング会社など企業をサポートする方においても数多く採用され、顧問先の教育ツール・戦略思考トレーニングツール・コミュニケーションツールとして活用されています。
2.マネジメントゲームを絶賛する経営者
マネジメントゲームを絶賛する経営者としては、ソフトバンクグループ株式会社の孫正義会長兼社長が有名です。
ソフトバンクの創業前にマネジメントゲームを受講し、「マネジメントゲームを体験していなかったら今日のソフトバンクはない」、「ソフトバンクの後継者になる人には少なくとも100期はやってほしい」などとおっしゃられています。
3.研修目的
1.マネジメントゲームを通じて、企業活動の3つのポイントを理解し、戦略活動・数字感覚・組織・立場・役割を理解します。
① | Performance | 利益思考・業績アップ |
② | Motivation | 目的意識・人材活性化 |
③ | Creation | 創意工夫・創造性開発 |
2.経営者として必要な技能・知識(マネジメント能力)を身につけます。
①ゲームでシミュレーションし経営感覚を養います。
1) | 成長の原動力である | <研究開発・教育> |
2) | 誰に、何を、どのように・・・ | <マーケティング> |
3) | 供給するために必要な資源(材料、資金、人材など)確保 | <調達> |
4) | 安定して調達・提供するための仕組み、リスク対策 | <生産・プロセス> |
②戦略会計STRAC(管理会計)で分析・評価力を養います。
1) | 目標と現状の比較、次の一手の元データ、コミュニケーション | <計数・モニタリング> |
4.最後に
僕自身も受講していますが、面白くてためになる研修であり、自主、自立、自由な人材能力開発ができます。
弊所でも、今後、『マネジメントゲーム』研修を開催していきたいと考えています。
2018年8月29日 國村 年